沖縄電力、自由料金4月値上げ 標準家庭で46%
沖縄電力は28日、4月から料金を引き上げる自由料金の単価を公表した。標準家庭(月間使用量260キロワット時)の場合、すでに値上げが認可された送電網の利用料にあたる「託送料金」を含めて月1万2799円で、値上げ率は45.8%となる。ただ当面は政府の負担軽減策により、1万979円となり値上げ率も25%にとどまるという。
電力料金は会社が任意に価格を設定できる自由料金と、国の認可が必要な規制料金がある。今回対象となるのは自由料金で、沖縄県内の契約は約19万件。
約73万件の契約がある規制料金については沖縄電力が標準家庭で39.3%の値上げを申請し4月からの実施を目指しているが、現在、経済産業省が値上げ幅の圧縮の可能性や実施時期について審査している。
同社では、自由料金の値上げを規制料金の審査にかかわらず4月から実施するが、国の判断で規制料金が圧縮された場合は「自由料金を見直すことも検討中」(総務部広報グループ)としている。
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