「村神様」に熊本県民栄誉賞 三冠王のヤクルト村上選手

熊本県は28日、史上最年少で三冠王となったプロ野球ヤクルトの村上宗隆選手に県民栄誉賞を贈った。同賞はこれまで、柔道の山下泰裕さんや漫画家の尾田栄一郎さんら10人が受賞している。村上選手は贈呈式で「栄誉賞がほしいと頑張ってきた。熊本の皆さんのおかげで感謝している」と話した。
村上選手は熊本市出身で九州学院高校OBの22歳。今シーズンに史上初の5打席連続本塁打を放った。1964年の王貞治さんの本塁打記録55本を抜いて、日本選手シーズン最多の56本塁打をマークした。また、セ・リーグで打率、本塁打、打点のいずれも最高の成績を上げて三冠王も獲得している。
1日には、今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に、村上選手をたたえる呼び方「村神様」が選ばれていた。蒲島郁夫知事は「熊本への御降臨を楽しみにしていた。県民に感動と大きな誇りを与えてくれた」と述べた。