鹿児島市、観光アプリの配信開始 顧客データを活用
鹿児島市は27日、公式観光アプリ「わくわく」の配信を始めた。CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)と呼ばれる顧客情報管理システムを活用し、旅行客個人に応じたサービスや観光の情報を提供する。鹿児島市の下鶴隆央市長は「観光アプリなどの施策で、アフターコロナの鹿児島市の観光業の浮揚につなげていきたい」と述べた。

わくわくは加盟店や観光地のおすすめ情報を旅行客に提供するほか、スタンプラリーなど買い回りを促す機能などがある。27日時点の加盟店は桜島・錦江湾周辺の23店だが、今後天文館など市街地を中心に鹿児島市全域へ広げたい考え。
アプリの利用者はスマートフォンにダウンロードし、年齢や居住地などの属性情報を入力すると、旅行中に観光・飲食案内やイベント情報などを受け取ることができる。本人の了解を得た上で位置情報を取得し、購買情報なども入力してもらう。
会員登録を促すため、先着15000人に加盟店で使える500円分のポイントを付与するほか、サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCのホームゲームに抽選で500人を無料招待する。