福岡県、134億円の補正予算案 物価高に対応
福岡県は27日、一般会計で134億円の補正予算案を発表した。新型コロナウイルス禍の中、原油高や原材料高によって負担が増している事業者や生活困窮者などへの支援を拡充する。6月の福岡県議会に提出する。
肥料価格の高騰対策に22億円を計上した。麦や野菜、果樹などの生産者に前年度と今年度の肥料代の差額の半分を助成する。小麦価格の高騰に対しては、ドローンやスマート農業機械の導入支援に3億円、県産米粉を使用した商品開発・販売の支援に5780万円を充てる。
中小企業の生産性向上のため、省エネ機器などの導入の支援に11億円を計上したほか、新製品開発支援などの補助金を積み増す。また子育て世帯の支援では材料費高騰による給食費の保護者負担の軽減に8億円を充てる。