九州電力、フィリピンの再生エネ企業に出資
九州電力は26日、フィリピンで再生可能エネルギー事業を手掛けるペトログリーン・エナジーに出資したと発表した。同社は大手財閥ユーチェンコ・グループ傘下で、地熱や風力、太陽光を使った発電事業を手掛け、発電所の持ち分出力は合計で約7万キロワット。洋上風力などの開発も視野に入れており、九電では技術面を中心に支援しながら、同国で再生エネ開発に初期段階から関わっていく。
九電は子会社のキューデン・インターナショナル(福岡市)経由で、ペトログリーン社の第三者割当増資を引き受け、同社株式の25%を取得した。フィリピンでは国が再生エネを生かした電源開発を表明しており、現在20%の再生エネ比率を2030年に35%、40年までに50%へ引き上げる方針だ。
今回の参画により、九電グループが国外で手掛ける発電事業の持ち分出力は約283万キロワットとなる。