トランスコスモス、長崎スタジアムシティに拠点
トランスコスモスは26日、ジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)が2024年の完成を目指して長崎市で建設している複合施設「長崎スタジアムシティ」のオフィス棟に、企業の間接業務を請け負うセンターを設けると発表した。24年からの3年間で、IT(情報技術)人材など約400人を雇用する予定だ。

新センターの延べ床面積は約2300平方メートルで、企業から間接業務を受託する「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」のサービス拠点となる。生産性向上のため、デジタルトランスフォーメーション(DX)の活用や人工知能(AI)の研究開発などにも取り組む。同社のセンターは長崎県内で4カ所目となる。
新しい働き方の創出や従業員のウェルビーイング(心身の健康・幸福)向上を目指し、離島である長崎県五島市でワーケーションを計画していることも合わせて発表した。石見浩一共同社長は「雇用創出や新しい働き方の推進を通じ、地域社会の活性化に貢献する」とコメントした。
長崎県の大石賢吾知事はスタジアムシティへの進出について「若い世代の県内定着やUIターン就職などに弾みがつく」と歓迎した。併せてワーケーション計画に関して「離島地区における企業誘致の新たなモデルケースになる」と期待を示した。
「長崎スタジアムシティ」はサッカー競技場を核にした、オフィスや商業などの複合施設だ。オフィス棟には長崎大学大学院(情報データ科学分野)の入居が決まっている。
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