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博多湾の人工島、土地が完売 事業収支152億円の黒字に

福岡市は26日、市が開発する博多湾内の埋め立て地「アイランドシティ」の全ての土地の売却が決まったと発表した。最後に残っていた倉庫・物流施設など向けの港湾区画は西日本鉄道を代表とする企業グループに分譲する。土地整備の事業収支は2012年時点での160億円の赤字想定から、152億円の黒字に転じる見込みとなった。物流施設の需給が福岡近郊で逼迫し、分譲収入が伸びた。

アイランドシティは総面積401万平方メートルの埋め立て地。1994年に着工したが、08年のリーマン・ショックなどの影響で土地の分譲が進まず、市は企業への立地交付金を拡充するなどして対応した。その後福岡周辺で物流施設が不足するなか建設ニーズが高まり、公募への申し込みが急増した。

港湾関連の分譲収入は12年時点の想定を340億円あまり上回る1163億円となる見通しだ。事業の資金調達のために市が発行した債券の利払いが、国内の低金利で想定より162億円減少することも収支の改善につながった。総額260億円ほどに膨らむ立地交付金もアイランドシティからの税収で回収できる見込みだという。

同日記者会見した高島宗一郎市長は「効率的な物流システムを生かしてより高い付加価値を生む取り組みをしていきたい」と述べた。黒字化する収支のうち100億円分を子供に関する政策の基金とする方針も明らかにした。

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