西九州新幹線、駅のユニバーサルデザインを確認
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は26日、9月23日に開業する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の長崎県内の駅でユニバーサルデザインの内覧会を開いた。県身体障害者福祉協会連合会など福祉団体関係者らが参加し、設備の使い勝手などを確認した。長崎駅では従来より大きいサイズの誘導サインや、乗り降りしやすいよう水平部分を長くしたエスカレーターなどを見て回った。

同機構によると駅舎設計段階から福祉団体関係者と意見交換し、使いやすい駅になるよう取り組んできたという。
長崎市内は坂や階段が多く、古い建物もあるため身体障害者や高齢者が移動しにくい場所がある。内覧会に参加した県ユニバーサルツーリズムセンター副代表を務める、長崎スカイホテル(長崎市)の塚島宏明副社長は「新幹線駅のバリアフリー化を機に観光施設や飲食店のバリアフリー情報を増やすなど、誰もが旅行しやすいまちづくりを推進したい」と述べた。
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