遠賀信用金庫、九州産業大学と包括連携協定
遠賀信用金庫と九州産業大学は25日、地元企業の課題解決支援や学生の就職活動支援などを盛り込んだ包括連携協定を結んだ。同信金の取引先に大学の技術シーズを紹介するほか、学生のインターンシップを仲介する。同信金の岡部憲昭理事長は「大学との協定を通じ、人手や技術が不足する地域の中小企業の発展につなげたい」と話した。

遠賀信金が同様の協定を結ぶのは3校目。今後は毎月1回程度会議を開き、課題を共有して連携活動を協議する。同金庫の役職員が学生に金融講義をすることも予定している。
九産大の北島己佐吉学長は「遠賀信金が持つ幅広いネットワークを通じ、企業に大学の技術シーズを提供したい」と述べた。すでに芸術学部の学生が遠賀信金の仲介で、福岡県遠賀町の飲食店「中華バル武遊」の新商品のパッケージをデザインする案件が進行中だという。
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