60歳以上の社長が53.5% 九州・沖縄企業、過去最高
帝国データバンク福岡支店は九州・沖縄に本社を置く企業の社長で、53.5%が60歳以上だったと発表した。前年の調査から0.2ポイント増加し、過去最高を更新した。社長の平均年齢も過去最高の59.9歳に上昇しており、後継者難の中小企業で世代交代が進んでいない実態が改めて浮き彫りになった。
2020年中に社長が交代した企業の割合は、0.15ポイント増加の3.91%と2年ぶりに増加した。ただ、16年の4.03%を最後に3%台の低水準が続いている。売上高の規模別では、1億円未満企業の社長の平均年齢が4年連続で60歳を上回ったほか、1億円以上10億円未満でも平均年齢が上昇傾向にある。同支店は後継者難を背景に、中小・零細企業を中心に社長交代ができない状況が続いていると指摘した。
社長の出身大学(判明分)では、福岡大学が9.8%で首位だった。次いで九州産業大学(4.9%)、日本大学(4.8%)となった。
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