西九州新幹線、乗車率は平均33% 開業1カ月

JR九州は24日、9月23日に開業した西九州新幹線の武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎駅(長崎市)間の10月22日まで1カ月の乗車率は、指定席と自由席を合わせて平均で33%だったと発表した。利用者はおよそ19万8000人だった。
古宮洋二社長は定例記者会見で「順調だと考えている。一方で開業効果の影響もあるだろう。キャンペーンなども続けて行うなど、さらに地元と協力し観光の魅力向上に今後も努めていきたい」と話した。
また新幹線の通勤・通学定期については利用者が221人となり、諫早(長崎県諫早市)―長崎駅間の利用者が94人と最も多かった。古宮社長は「駅間の距離が短いため通勤・通学以外にも、買い物などでの利用もできるだろう」と日常での新幹線利用について期待を示した。