沖縄の22年観光客、89%増569万人 コロナ前比は44%減
沖縄県が24日発表した2022年の入域観光客数は、前年比89%増の569万7800人だった。新型コロナウイルス禍の影響が一服し、3年ぶりに増加に転じた。伸び率は沖縄国際海洋博覧会が開かれた1975年に次いで過去2番目に高かった。コロナ前の19年比では44%減の水準で、70%減だった21年に比べ回復が加速している。

入国制限措置が発動されて以降ゼロだった訪日外国人客数が、22年は4万7700人となった。那覇空港で8月に韓国便が一時再開したほか、日本政府の水際対策が緩和された10月以降は香港や台湾、韓国からの国際線が戻り、この3カ国・地域を中心に回復した。
22年12月の入域観光客数は前年比50%増の63万5000人だった。国内客に絞ると60万2200人で、コロナ前の19年同月を上回り、12月単月として過去最多の水準となった。外国客は3万2800人が訪れた。

県文化観光スポーツ部は今後について「国内客は旺盛な旅行需要を背景に好調に推移する。外国客もクルーズ船の再開が見込まれ、増加が期待される」との見方を示す。

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