安川電機社長に小川昌寛氏、小笠原浩氏は会長専念
安川電機は23日、小川昌寛代表取締役兼専務執行役員(58)が2023年3月1日付で社長に昇格する人事を発表した。小笠原浩会長兼社長(67)は会長に専念する。小川氏は、生産を自動化する産業用ロボットをてがけるロボット事業部が長い。先進国を中心に製造業の人手不足が課題となるなか、米国市場を開拓した小川氏の指揮で成長を目指す。

小笠原氏は16年3月に社長就任、22年3月からは会長を兼務する。製鉄所の高炉の制御システムなどを開発するシステムエンジニア時代に培ったIT(情報技術)スキルをいかし、安川電機のグループ約70社のデータを集約するデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めた。
小川 昌寛(おがわ・まさひろ)氏 87年(昭62年)九州芸術工科大芸術工卒、安川電機入社。12年(平24年)執行役員米州統括、16年同ロボット事業部長。19年取締役兼務、22年から現職。福岡県出身。
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