JTB、沖縄で3年ぶり伝統芸能公演 文化保護で地域活性化

JTBとJTB沖縄(那覇市)は沖縄の伝統芸能を集めたイベントを那覇市内で21日開いた。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となった。2回の公演には国内外から計3000人が訪れ、琉球王国時代から連なる沖縄独自の文化を楽しんだ。
公演「杜(もり)の賑(にぎわ)い」では琉球舞踊や太鼓をたたきながら踊るエイサーなど16の演目を披露し、地元の300人が出演した。米国から家族で旅行に来た男性は「伝統衣装がカラフルで壮観だった。子どもたちは曲に合わせてダンスするほど楽しんでいた」と語った。
同イベントはJTBが創立70周年を記念して1982年に始めた。伝統文化を保護、育成しながら観光需要を喚起し、地域活性化につなげる目的がある。沖縄では毎年恒例行事として定着しており、今回は38回目の開催となった。
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