やまやが新本社工場、観光客も受け入れへ 4月に移転

辛子めんたいこのやまやコミュニケーションズ(福岡市)は22日、4月15日に本社機能を福岡県篠栗町の新拠点へ移すと発表した。福岡市東区で分散していた4工場も移転・集約する。工場の見学路やフードコートを設け、観光客の受け入れも進める。
同町の篠栗北地区産業団地に新拠点を設ける。JR福北ゆたか線の篠栗駅から徒歩15分の地点にあり、敷地面積はおよそ1万7000平方メートル。本社機能と、贈答・土産用のめんたいこやだし製品の生産を担う。
工場には先端の省人化技術を取り入れた。人工知能(AI)で原料の塩タラコを自動選別したり、計量や補充、包装を自動化したりする。バイオガス発電設備も置き、廃棄物の有効活用も進める。観光拠点化を想定し、売店やめんたいこの漬け込み体験ができる場も設ける。一般公開は7月中旬を予定する。