三好不動産、博多駅前に法人営業の拠点 担当者も増員へ
三好不動産(福岡市)は同市の博多駅前に、法人向け営業の新たな拠点を設けた。社宅の物件相談や下見などに訪れた顧客が、空いた時間に仕事ができるスペースを設けるなど利便性を高めた。福岡県では企業の拠点新設を追い風に社宅の需要が伸びており、営業担当者も増やして契約増を目指す。

博多駅前のビルに「社宅営業室 博多パーチ」を新設した。物件の相談カウンターのほか、顧客が飛行機や新幹線の出発時刻までの空き時間に利用できるカフェスペースなども設けた。同社社員が使用するコワーキングスペースも顧客に開放する。
福岡市が推進する再開発事業で、市内のオフィスビルの建て替えなどが進み、企業の拠点新設や移転が盛んだ。三好修社長は「北九州や熊本、長崎などから支店機能を移転する流れは今後も続く」とみる。
同社の法人向け営業拠点は、繁華街の天神などに続いて3カ所目となる。法人向けの賃貸住宅需要は春と秋に集中する。通常は約20人いる営業担当者を、繁忙期には管理職なども投入して対応している。今後1年で営業担当者を10人程度増やしたい考えだ。
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