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新規就農の経営者育成 大分の新興企業が研修事業

農業スタートアップのウーマンメイク(大分県国東市)は、水耕栽培で新たに農業に参入する経営者を育てる事業を始めた。必要な栽培技術や経営管理を2年間かけて学ぶカリキュラムを用意し、独立して就農できるよう後押しする。2人の女性研修生が正社員として働き始めており、2022年度以降も最大で新たに3人を毎年受け入れる方針だ。

ウーマンメイクの平山亜美社長(前列右から2人目)も新規に就農した(5月20日、大分県国東市)

事業は大分県の助成を受けて始めた。自身も新規就農者である平山亜美社長は5月20日の開講式で「起業で大事なことは『この仕事に人生をかける』という情熱だ」とあいさつ。県農林水産部の佐藤章部長は研修生に「大分の農業をけん引する経営者に育ってほしい」とエールを送り、国東市の三河明史市長も「用地の手当を含めて応援する。ぜひ市内での就農をお願いしたい」と呼びかけた。

ウーマンメイクは15年に設立した。立命館アジア太平洋大学(APU、同県別府市)の卒業生で、大阪府出身の平山社長が国東市にIターンして始めた。「育児中の女性が働きやすい職場をつくりたい」と、作業しやすい水耕栽培を採用。リーフレタスやホウレンソウを育て、収穫・梱包までを女性だけでこなす。

水耕栽培したホウレンソウの収穫作業を体験する研修生(5月20日、大分県国東市)

30アールで始まった圃場は現在、80アールに拡大。21年6月期の売上高は約1億円を見込んでいる。起業を目指しているAPU生のロールモデルの一人にもなっている。

大分県では女性の新規就農者が増加傾向にある。20年度(75人)は4年連続プラスかつ過去最多となった。希望者向けセミナーの開催支援や、更衣室など働きやすい環境整備への助成といった県の事業も奏功している。

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