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「自分の罪考えさせて」 15歳少年逆送に被害女性母親

福岡市中央区の商業施設で2020年8月、女性客(当時21)が殺害された事件で、殺人などの疑いで送致された少年(15)を鹿児島家裁が検察官送致(逆送)し、起訴される見通しになったことを受け、女性の母親(50)が20日、福岡市内で記者会見した。母親は「15歳ならやっていいことと悪いことは判断がつく。刑事処分を受け、自分の罪を考えさせるべきだ」と述べた。

記者会見で涙を拭う、殺害された女性の母親(手前、20日、福岡市)=共同

母親によると、女性は弥里さん。優しく、周囲に笑顔が絶えなかったといい、右腕が不自由な母を気遣い「私はお母さんの右腕だ」と胸を張っていた。母子家庭を支えようと最近はアルバイトを掛け持ちし、バイト先で教わった料理を振る舞うことも。母に代わって洗濯をし、コメなど重い物を持ってくれた。

会見で母は、成人式のために撮影された弥里さんの晴れ着姿の写真を持ち、5歳の時に母への感謝をつづった作文を紹介し、涙を何度も拭った。弥里さんの「やりたいことノート」には「アメリカに行きたい」「資格を取りたい」と夢が書かれていたといい、母は「少年憎さで苦しくなる」と漏らした。

逆送決定に「当然だと思う。とにかく一生刑務所に入っていてほしい」と吐露。19日の少年審判では意見陳述したとし「真実を知りたいからだ」と明かした。少年院を仮退院した直後の事件だったことにも触れ「なぜ仮退院を認めたのか知りたい」と訴えた。

少年は昨年8月28日、中央区の「マークイズ福岡ももち」の1階女子トイレで、盗んだ包丁で弥里さんを切り付け殺害したとして送致された。

福岡家裁は少年の親族が住む鹿児島県の家裁に送致。鹿児島家裁は1月19日に逆送し、少年は今後起訴され、成人と同様に裁判員裁判で審理される見通し。逆送を受けた鹿児島地検から、捜査した福岡地検に戻され、福岡で裁判が開かれる可能性もある。〔共同〕

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