救急「空白地帯」、薄氷の搬送 民間委託の動きも
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消防本部や消防署がなく、救急隊員もいない。そんな「救急空白地帯」が全国に30近く存在する。新型コロナウイルスの感染拡大で住民の不安が高まる中、役場の職員が本業の傍らで病院への搬送などを担う状況が続く。離島や山間部では広域消防体制を整えるのは難しく、民間に業務委託する動きもある。(大城夏希)
「119番です。男性が倒れているそうです」。2020年10月下旬の午前2時ごろ、就寝中だった宮崎県諸塚村の男...
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