西日本シティ銀行、社労士会と連携 中小に有休取得促す
西日本シティ銀行は20日、福岡県社会保険労務士会と同行取引先の働き方改革支援に関して包括連携協定を結んだ。中小企業を対象に、有給休暇の取得日数や入社後の社員定着率など働き方改革につながる目標を設定段階から支援し、離職率の低下や従業員のモチベーション向上につなげることを目指す。

働き方改革を目指す企業向けに共同でセミナーなどに取り組む。併せて働き方改革に取り組む企業が、同行が引き受ける私募債「ミライへの路(みち)」を発行する際に働き方改革に関する目標設定でアドバイスなどを受けられるようにする。
20日は同私募債の第1号案件として、建築会社2社から引き受けたと発表した。ダイニチ(福岡市)とアスミオ.(同)がそれぞれ5000万円分を、9月28日付で発行した。ダイニチは年間休日労働日数の削減や入社後3年以内の社員定着率を、アスミオは有給休暇取得の推進などをそれぞれ目標として設定した。
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