ゼンリン、長崎のプロスポーツと連携 アプリで周遊促す

地図大手のゼンリンはサッカーJリーグのV・ファーレン長崎(長崎県諫早市)、バスケットボールBリーグの長崎ヴェルカ(長崎市)の運営会社などと共同で、スポーツ観戦客の市内外への周遊を促す仕掛け作りに取り組む。長崎市を起点に諫早市など県内各地へ向かう観光プログラムの開発も狙う。
ゼンリンは18日、運営2社に十八親和銀行を加えた3社と「ながさきのまち魅力発信」に関する連携協定を結んだ。2チームが24年以降に本拠地とする「長崎スタジアムシティ」(長崎市)の来場者向けに、飲食店や観光スポットの情報発信を企画する。
ゼンリンは長崎市で次世代移動サービス(MaaS)「STLOCAL(ストローカル)」を展開している。旅行プラン作成支援や電子チケット販売、街の情報検索などの機能を備える同社のアプリを活用して、スポーツ愛好家も楽しめる都市型観光のコンテンツを開発する。
高山善司社長は締結式で「地域密着型のスポーツと連携することで、観光消費拡大につながるビジネスモデルをつくりたい」と述べた。十八親和銀は飲食店や小売店の「ストローカル」参画を支援するという。
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