九州FG、総合力発揮急ぐ 統合と分散のバランスカギ
九州FG 5周年
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2015年の九州フィナンシャルグループ(FG)の発足から5年が過ぎた。肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に抱える九州2位の地銀連合は、地元でシェアの半分を握るトップ行同士が対等な関係で経営する組織を強みにしてきた。笠原慶久社長は「統合と分散」を掲げ、傘下行の強みを生かしながら、グループとしての総合力も発揮していくビジネスモデルの構築を急ぐ。
20年10月、傘下の九州FG証券に「法人ソリューション室」が新設された。手掛けるのは新規上...
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