九州電力、EVシェアを全国展開 25年に100台めざす

九州電力は16日、九州と首都圏で展開している電気自動車(EV)のシェアリングサービス「weev(ウィーブ)」の提供エリアを20日から全国に拡大すると発表した。米テスラの主力車「モデル3」と日産自動車の「リーフ」の2車種で始め、車種は順次増やす。2025年時点で100台程度の提供体制を目指すとしている。
サービスを導入したマンションの入居者だけが利用できる。登録料や月額料金は不要で、15分220円(7月からは330円)の時間料金と1キロメートルあたり5.5円(同15円)の距離料金がかかる仕組みだ。入居者はスマートフォンに専用アプリをダウンロードして会員登録すれば、いつでも予約・利用が可能。車両のドアロック操作などもスマホで行える。
九電はウィーブを20年12月に九州と首都圏で開始。全国への車両配備に向けて出張自動車整備・修理サービスを手掛けるSeibii(セイビー、東京・港)と業務提携した。
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