ミスターマックスHD20%増益 NB値下げ戦略が寄与

ミスターマックス・ホールディングスが16日発表した、2022年3~11月期の連結決算は純利益が前年同期比20%増の25億円だった。原材料価格の高騰を受けて小売りや食品メーカーが相次いで商品の値上げに踏み切るなか、割安なプライベートブランド(PB)商品約1000品目の価格を据え置いたのに加え、ナショナルブランド(NB)商品約2000品目の値下げを実施したことも寄与した。
売上高に当たる営業収益は同2%増の945億円だった。値下げの対象となったNB商品ではパスタやインスタントラーメンなどの販売が好調だったほか、節電意識の高まりから省電力性能がある洗濯機やエアコン、冷蔵庫の需要も伸びた。
23年2月期通期の業績予想は営業収益が1278億円、純利益は30億円で従来の見通しを据え置いた。