噴き出す蒸気45年、衰えぬ地底の熱源 八丁原発電所
九州エネルギー行~写真で見る現場
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大分県九重町にある国内最大級の地熱発電所、九州電力の八丁原発電所は1977年の運転開始から45年になる。地下深くの熱源は衰えることなく地下水を沸き立たせ、井戸から噴き出す蒸気が5.5万キロワットの発電機2基を動かす。石油に換算すると年間で20万キロリットルに相当する自然のエネルギーを無駄なく生かし、九州の電力供給を支えている。
約200万平方メートルある発電所の敷地内には、地下から蒸気や熱水を吸...