熊本県独自の緊急事態宣言、17日終了 感染減少で前倒し
熊本県は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた県独自の緊急事態宣言を、17日で終了すると発表した。21日までとしていたが、前倒しで解除する。新たな感染者数が減少し、病床使用率も2割を下回ったため。
熊本市中心部の酒類を提供する飲食店に午後10時までの営業時間短縮を要請しているが、宣言終了に伴って解除する。蒲島郁夫知事は記者会見で「宣言は想定以上の効果があった。今の時期に、次の感染拡大に備えたい」と話した。県は飲食店の支援策として、従業員のPCR検査費用を補助する事業を始めることも明らかにした。〔共同〕