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温泉の入浴効果、泉質で差 九大都市センターが中間報告

九州大学都市研究センターは大分県別府市内にある温泉の入浴療養効果を調べる実証実験の中間報告をした。男女40人について入浴前と1週間入浴を続けた後の変化を分析。泉質によって、異なる疾病リスクを低減できる可能性があることを確認した。

同センターは別府市や別府市旅館ホテル組合連合会との3者による包括連携協定を、4月に結んだ。その一環で、腸内細菌叢(そう)のゲノム解析技術を用いた今回の実験に取り組んでいる。

泉質ごとにリスク減少効果が最も高かった疾病は、男性が塩化物泉と単純温泉で痛風、炭酸水素塩泉は前立腺がん、硫黄泉で肝臓病となった。女性は単純温泉でぜんそくだった。入浴時間が20分未満の場合、リスクが下がった疾病の数は女性の方が多かった。

実験は今後も続け、被験者を合計で100人以上に増やす。2022年夏をメドに国際的な学術誌で論文を発表する予定だ。馬奈木俊介センター長・主幹教授は「その人に合う温泉の入り方を適切にアドバイスできるようになる可能性は高そうだ」と述べた。

別府は国内有数の温泉地で、湧出量も豊富。市内には「鉄輪(かんなわ)」「明礬(みょうばん)」「観海寺」など8つの温泉郷があり、7つの泉質が確認されている。連携協定ではこうしたエリアごとに、どんな疾患に対して効果があるのかを解明することを視野に入れている。

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