鶏ふん燃やし「一石二鳥」 宮崎・川南のバイオマス発電
データで読む地域再生 九州・沖縄編
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九州・沖縄の2020年末のバイオマス発電容量(固定価格買い取り制度=FIT=認定分)は60万キロワットだった。15年の約3倍と、全国を上回る勢いで普及が進んでいる。けん引役は木質バイオマス燃料を使う大型プラントだ。林業の副産物や鶏ふんといった廃棄物を燃やしたエネルギーを電気に変え、有効活用している地域もある。
県別で最も発電容量が大きかったのは全国でも4位に入った福岡県で、5年前の約4倍となる2...

「データで読む地域再生」では、政府や自治体、民間の統計を日本経済新聞が独自に分析し、様々な課題の解決に取り組む地域の姿に迫ります。自治体や企業の取り組み事例も交え、人口減少や観光振興、ものづくりなど、様々なテーマを取り上げます。