九州の12月街角景気、2カ月ぶり上昇 帰省や観光で
内閣府が12日発表した2022年12月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、九州7県の街角の景況感を示す現状判断指数(DI、季節調整値)は、前月に比べ2.1ポイント上昇して54.9となった。2カ月ぶりに上昇し、好不況の分かれ目となる50は3カ月連続で上回った。

調査では「旅行や帰省用の土産にギフトを探す客が多い」(百貨店)といった声が聞かれた一方、「新型コロナウイルス感染症の第8波の影響で、少人数の客は入っているが、団体客はあまり利用がない」(高級レストラン)との指摘もあった。
沖縄県は1.5ポイント上昇の59.2だった。10カ月連続で50を上回り「12月も全国旅行支援の効果で来客数が増え、売り上げアップにつながっている」(衣料品専門店)という。
2~3カ月後の景況感は九州が1.2ポイント上昇の52.2、沖縄は4.2ポイント低下の53.4となった。
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