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ふくおかFG、小規模客の営業網補完 福岡中央銀行統合

福岡銀行など地銀3行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG)は11日、福岡県が地盤の福岡中央銀行を完全子会社化することで基本合意したと発表した。小規模企業に強みを持つ同行をグループに取り込み、営業網の補完を図る。福岡中央銀は資本力の増強を通じ、課題だった業務効率化を狙う。

「名実ともに大企業から個人事業主まで、全てのセグメントをカバーできる」。ふくおかFGの五島久社長は11日の記者会見でこう力を込めた。グループ中核の福岡銀は大企業から中小企業までカバーする。一方、福岡中央銀行の2022年3月期末の総資産はおよそ5700億円、店舗数は41と規模は小さいが、その分小規模企業や個人事業主への融資に強みを持つ。

統合には福岡中央銀への支援の意味合いもある。同行は黒字決算を計上しているものの、デジタル化が遅れており、本業の粗利益に対する経費の割合であるOHRが8割台と高い。

福岡中央銀の荒木英二頭取は「足元の業績に不安はないが、5年10年先を考えたときに今の状況でやっていけるかは懸念を持っていた」といい、8月にふくおかFGとの統合を打診したという。資本の増強を通じて、デジタル投資の余力を確保する。営業人員の拡充にもつなげる。

具体的な計数目標は今後詰める。23年3月に最終契約を締結し、同年6月の定時株主総会での承認を経て10月の経営統合を目指す。

福岡銀と福岡中央銀の統合は見送る。福岡銀はIBM、福岡中央銀はNTTデータ系の基幹システムを活用しており「統合にはコスト負担が大きい」(五島社長)。ふくおかFGのアプリを福岡中央銀が活用するなど、周辺のシステムの連携を図る。

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