JR九州、24年春に新観光列車 博多―由布院・別府間

JR九州は10日、2024年春ごろに観光列車シリーズ「D&S列車」として、博多駅―由布院・別府駅間を結ぶ新たな列車を導入すると発表した。列車名、車両デザインなどは未定。鹿児島市のデザイン会社、IFOO(イフー)がデザインを手掛ける。3両編成のうち2両目をラウンジとし、座席となる1両目と3両目は合わせて60席程度設ける予定だ。
新しいD&S列車は博多駅から久留米(福岡市)―大分(大分市)間を結ぶ久大本線を経由し、由布院・別府駅まで1日片道1便、5時間かけて運行する。同ルートを通るD&S列車は他に「ゆふいんの森」や「或る列車」がある。「ゆふいんの森」が1日3往復、片道3時間ほどで博多―別府駅間を結ぶのに比べゆったりとした旅程となる。
新車両は現在、豪雨被害で不通となっている肥薩線を走っていた「いさぶろう・しんぺい」の車両を改造する。