西鉄18%減益に上方修正 23年3月期、国際物流好調
西日本鉄道は10日、2023年3月期の連結純利益が前期比18%減の81億円になる見通しだと発表した。従来予想は26%減の73億円だったが、好調な国際物流がけん引し、減益幅が縮小する。売上高は前期比10%増の4692億円を予想する。

物流事業の営業利益が、運賃単価の上昇に伴い、従来予想より68億円多い128億円になる見通し。一方で、鉄道やバスなどの運輸業と、ホテルを含むレジャー・サービス業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要回復が鈍いとして、事業別の利益見通しをそれぞれ下方修正した。
同日発表した22年4~6月期の連結決算は、最終損益が39億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)、売上高は35%増の1199億円だった。