福岡の金融実務者が交流、効果的な取引先支援目指す
福岡財務支局は9日、福岡県内の金融機関や商工会議所、九州経済産業局などが参加する「福岡地域しんこうコンソーシアム」の初回会合を開いた。実務者間の情報交換を通じて中小企業支援の手法や各機関の支援プログラムについて金融機関の担当者が理解を深め、新型コロナウイルス禍や物価高に苦しむ取引先を効果的に支援できるようにする。

初回会合には県内の地銀5行、8信用金庫、福岡県信用組合のほか、福岡商工会議所などが参加。商議所の事業者支援の状況について説明を受け、意見交換した。
今後は2カ月に1回のペースで開催し、2023年2月の次回会合は中小企業庁の企業支援プログラムについて九州経済産業局が解説する見通し。あいさつした福岡財務支局の小川恭史理財部長は「事業者支援の実効性を高めていけるような会合を県内各地区で開いていきたい」と話した。
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