北九州市、工業高校向け企業見学会 10社が参加
北九州市と北九州工業団地協同組合は、地元の工業高校の1年生を対象に企業見学会を実施した。工業高校の生徒と教諭約80人が、複数のグループに分かれて、同組合に加盟する10社を順番に回った。市内の企業はここ数年、高校生らの新卒採用に苦労しており、地元への理解を深めてもらおうと毎年実施している。

見学会に協力した1社、白石鉄工(北九州市)は2022年秋の西九州新幹線の暫定開業に合わせて開業する長崎駅の新駅舎の屋根を手掛けるなど、鉄板を曲線的に加工する技術に優れる。見学会では「鉄の加工にはどれくらいの時間がかかりますか」といった生徒からの質問に、本田和明社長が丁寧に答えていた。
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