焼酎の浜田酒造、「金山蔵」見学を2年ぶり再開

浜田酒造(鹿児島県いちき串木野市)は今年のゴールデンウイークに、金山跡を活用した焼酎の蔵見学と試飲のイベントを開く。これまで新型コロナウイルスの拡大で見学会を取りやめていた。感染防止対策を徹底することで安心して体験できるようにし、焼酎ファンの拡大につなげたい考えだ。
イベント「焼酎蔵体験見学」は5月3日から5日までの3日間、いちき串木野市にある同社の薩摩金山蔵で開く。金山の坑道内にある蔵にトロッコ列車で向かい、担当者から焼酎造りの歴史などを説明してもらいながら見学する。

2コースを用意し、「特別試飲体験付き焼酎蔵見学コース」はプレミアム焼酎を使って熟成による味の変化を飲み比べてもらう。20歳以上が対象。「親子で体験できる蔵見学コース」は酒を飲めない人や20歳未満の子ども連れの人が対象で、小学生までの参加者はオリジナル缶バッジや菓子などの土産がつく。参加料は試飲コースが税込み3500円、親子コースが大人720円、子ども310円。同社のホームページか電話、ファクスで申し込む。
同社はコロナ禍で一般客向けの蔵見学などのイベントを2020年3月から原則中止としたが、バーチャルでの工場見学を20年11月に始めるなど工夫をしてイベントを開いていた。一時人数を限定するなどして現地イベントを開いたこともあるが、本格的に開催するのは約2年ぶりとなる。