日田彦山線、バスで「存続」 豪雨に襲われた赤字29キロ
九州在来線リポート
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北九州市から大分県日田市に至るJR日田彦山線は、2017年の九州北部豪雨による被災区間を復旧せず、線路跡の一部を専用道に転用したバス高速輸送システム(BRT)として「存続」することになった。沿線は人口減、高齢化の進む山間地域。バスならではの利便性を生かし、新しい公共交通の在り方を探る挑戦が始まる。
まだ暗い午前6時24分、日田彦山線の添田駅(福岡県添田町)前に9人乗りのマイクロバスが止まった。唯...

赤字路線が増加、JRの一部路線では廃線の可能性も検討されるローカル線。地域の足である鉄道の維持のための取り組みや地方の鉄道が抱える課題などについてのニュースや解説をまとめました。
■ローカル鉄道とは