福岡県、オミクロン軽症者は宿泊療養に
福岡県は6日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染者について、無症状や軽症の場合は宿泊療養とすると発表した。これまで全員入院としてきた方針を同日付で改めた。濃厚接触者も宿泊施設での待機から自宅待機へ切り替えた。国の方針転換を受けた措置で、オミクロン型の感染拡大を見据えて病床逼迫となることを回避する狙いだ。
オミクロンの感染者が1日30人見つかった場合に、県がコロナ用に確保している全病床を患者をすぐに受け入れられる「即応病床」に切り替える方針も見直した。感染者の全員入院を前提としていたためで、今後は医療機関などと協議しながら、稼働させる病床数を調整する。宿泊療養者を受け入れる施設については休止中の施設を順次再稼働させる。