JR九州、Visaタッチで乗降 博多など5駅で実証実験
JR九州は7日、米カード大手のビザが展開する非接触決済「Visaのタッチ決済」の実証実験を始めると発表した。JRグループで実施するのは初めてだという。鹿児島本線の博多―香椎間で、22日から2023年3月末まで実施する。乗客の利便性向上を目指す。
導入するのは、博多、香椎のほか、吉塚、箱崎、千早の計5駅。Visaのタッチ決済機能があるクレジットカードやデビットカード、スマートフォンなどで利用できる。乗降時に自動改札機に設置された専用端末にかざすことで、乗車区間分の運賃を支払える。
利用者が多い駅に設置することで、乗客の利用状況などを検証する。券売機で切符を買ったり、交通系ICカードにチャージをしたりする必要がないため、窓口の混雑緩和にもつながるという。
同様の実証実験は福岡市交通局が5月末から地下鉄で実施している。西日本鉄道は7月15日から西鉄福岡(天神)や太宰府など5駅を対象に、2023年3月末まで実験することにしている。