ビジョンバイオ、欧米向け食品の動物性原料を検査
ビーガン需要に対応
食品検査のビジョンバイオ(福岡県久留米市)は8日から、欧米に食品を輸出する食品メーカー向けに、食品に動物性原料が含まれていないか検査するサービスを始める。欧米ではビーガンなど菜食主義者が増えているが、動物性たんぱく質などを調べる国際検査基準などが未整備で、ニーズがあると判断した。
動物由来のDNA検査に加え、卵と乳のたんぱく質を検出するサービスを始める。料金は簡易検査が税別4万8000円、通常検査が同6万2000円。検体を受け取ってから10営業日後に検査証明書を送る。21年度は1千万円の売り上げを目指す。
海外の原料工場でバターや卵など動物性原料が混入していないことを証明したいと、国内食品メーカーから依頼があり、サービスを始めることにした。同社は食品に含まれるアレルギー物質などの検査が主力。「アレルギー検査は国内でも競合が激しい。新しいサービスで差異化を図る」としている。
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