韓国LCC、ソウル―熊本の定期便再開 週3往復
2019年8月から熊本線を運休していた韓国の格安航空会社(LCC)であるティーウェイ航空は5日、ソウル(仁川)との定期便を再開した。16年の熊本地震で被災した熊本空港の新旅客ターミナルビル開業を3月23日に控え、国際線の運航再開は空港活性化に向けて追い風となりそうだ。

再開後の初便は5日午前11時すぎ熊本空港に到着し、歓迎セレモニーが開かれた。海外でも人気の高い熊本県のPRキャラクター「くまモン」がソウルからの客など約170人を出迎え、記念品も配られた。正午ごろには折り返し便がソウルに向け飛び立った。

ティーウェイ航空は米ボーイング737-800型機を使い、火・木・土曜の週3往復する計画を立てている。県によると、熊本空港は現在国際線を運航している国内空港としては11カ所目で、九州・沖縄では福岡、那覇に続いて3カ所目となる。
熊本空港では新型コロナウイルス禍前の19年、国際線が週16往復運航されていた。ティーウェイ航空以外にも、台湾の台北との間でチャーター便運航に向けた動きがあり、国際線需要の高まりが期待される。
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