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AIカメラで牛の発情検知、受胎率向上 鹿児島の新興企業

農業関連ベンチャーのファーマーズサポート(鹿児島市)は畜産牛の発情を人工知能(AI)カメラで検知するシステムを開発した。撮影した画像から発情行動を認識して農家のスマートフォンに通知し、人工授精するタイミングを逃さないようにする。4月に発売した牛の分娩予兆システムと併せて販売していく。

雌牛の発情は首や脚に取り付けた装置で検知するのが一般的で、画像で検知する非接触型は珍しい。装置の装着やメンテナンスなどの手間が省ける。具体的には牛舎に取り付けたAIカメラで、1秒間に10枚の画像を撮影する。雌牛が他の雌牛に乗り上げる発情行動を画像で検知すると、農家のスマホやタブレットのアプリに通知が届く。

雌牛が乗り上げる行動は2、3秒程度で終わることが多く、発情時間も平均18時間と短い。このため乗り上げ行動を見逃すことも多く、見つけた場合もどのくらい発情時間が残っているか判断しにくい。一般的な肉用牛の受胎率は5割程度だが、乗り上げ行動後、数時間以内に人工授精すると受胎率が8割前後まで上昇するという。

発情周期は平均で21日のため、受胎のタイミングをはずすとこの期間の餌代などがかさむため、需要が見込めると判断した。導入費用はAIカメラなどセットで60万~70万円程度、月1万数千円の保守管理費がかかる。春日良一社長は「全国に畜産農家は4万2千軒程度ある。最終的にはその2割くらいに届けたい」と話した。

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