福岡市医師会、コロナ自宅療養者の遠隔診療検討
福岡市医師会は4日、新型コロナウイルスで自宅療養中の患者をかかりつけ医らが電話やオンラインで診療することを検討していると明らかにした。市や医療機関と調整し、早ければ来週以降にも始める。

患者の症状が悪化した場合、保健所が窓口となって医療機関に連絡する。医療機関は電話などで診療し、必要があれば解熱剤などを処方する。4日時点で市内の約180の医療機関が協力する意向という。
政府は重症と重症化リスクの高い患者以外は自宅療養を基本とする方針を示している。感染「第4波」では、福岡市でも自宅で症状が悪化する人が増え、感染者が死亡する事例も発生した。医師会の平田泰彦会長は「医療の目が届かない『医療の空白』ができないようにしたい」と話した。