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豪雨半年「今年は安心を」 熊本の被災地、犠牲者追悼

 特別養護老人ホーム「千寿園」で献花した遺族(4日午前、熊本県球磨村)=共同

九州を中心に甚大な被害をもたらした2020年7月の豪雨は、4日で発生から半年となった。65人が亡くなった熊本県内では、黙とうや献花で犠牲者を追悼。蒲島郁夫知事は防災対策の積極的な推進を表明した。仮設住宅には4千人超が入居しており、被災者は「今年こそは安心を」と願った。

 熊本県球磨村役場で黙とうする松谷浩一村長(右から2人目)ら(4日午前)=共同

人吉市の松岡隼人市長は年頭の仕事始め式で「豪雨前の状態に戻すのではなく、50年後、100年後に評価される街づくりに挑戦する」と述べた。球磨村では職員が黙とうし、入居者14人が犠牲となった特別養護老人ホーム「千寿園」では遺族が献花した。

村内の仮設住宅で暮らす淋剛さん(83)は「今年は安心して住める場所を探したい。元の集落が良いが、あの被害を思い出すともう戻れない」と複雑な心境を吐露した。

 仮設商店街で最初にオープンした店舗でラーメンを振る舞う原田政勝さん(中央)(4日午前、熊本県人吉市)=共同

人吉市内に設けられた仮設商店街では20年12月下旬に最初の店舗となるラーメン店がオープン。店主の原田政勝さん(78)は「他の店とともに、被災地を元気づけたい」と常連客に温かい一杯を振る舞った。

蒲島氏は同日の記者会見で「住民の安全をいち早く確保するため、球磨川の河床の掘削など梅雨までに時間的な緊迫感を持って取り組みたい」と述べた。

 熊本県球磨村の仮設住宅(4日午後)=共同

県によると、20年末現在で4215人が仮設住宅に入居し、被災したままの自宅で暮らす「在宅避難者」も多い。一方で避難所に身を寄せる人は2人(4日現在)となった。〔共同〕

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