福岡大学病院、2病棟閉鎖 コロナ拡大で120人出勤できず
福岡大学病院(福岡市)は2つの病棟を閉鎖した。3日時点で約120人の医師や看護師、医療スタッフなどが新型コロナウイルスに感染したか濃厚接触者として自宅待機になったため。新型コロナの「第7波」で医療提供体制にも深刻な影響が出始めている。
閉鎖した病棟に入院していた患者は別の病棟に移動し治療を継続しているという。
福岡県内では1日あたりの新型コロナの新規陽性者数が1万人を超える日が続き、自宅療養者数は9万人を超えるなど感染拡大に歯止めがかからない状況だ。同県は医療提供体制の維持のために「キット配布・陽性者登録センター」を設置することを決めた。40歳未満で基礎疾患がなくワクチンを2回以上接種している有症状者に、8日から抗原検査キットを配布する方針だ。
政府は同県が独自に発出している「福岡コロナ特別警報」をもってコロナの派生型対策「BA.5対策強化宣言」を適用することを決めた。県は休日にコロナの検査や診察などをする医療機関に協力金を給付することも決定した。

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