南都銀行、4月から行員の副業制度導入 ウェブ制作など

南都銀行は行員の副業を認める制度を4月から導入する。副業先と雇用契約を結ばない事業が対象で、資格や趣味の技能を生かした講演やキャリアコンサルティングのほか、ウェブ制作や自作の絵画や写真の販売などを想定している。多様な経験を積んで本業に生かしてもらう狙い。
同行によると、関西の地銀が副業を解禁するのは初めて。約2500人の全行員が対象で、事前に申請が必要。経営計画で人材戦略の核として「おもしろい人材」の創出を掲げており、「業務外での活動で得られる経験や高度な専門性を生かし、人脈やネットワークを広げて本業に生かしてほしい」(人事総務部)としている。