京都のものづくり、経営者とスタートアップの交流会発足

京都府と産業支援機関の京都産業21(京都市)は29日、ものづくりの有力企業経営者がスタートアップ企業の成長を応援する「京都スタートアップ・エンジェルコミュニティ」を創設した。創業家出身の経営者や投資家がアドバイザーとなる交流会を開催し、「ディープテック」と呼ばれる研究開発型スタートアップの事業立ち上げや資金調達などを後押しする。
アドバイザーは当初、経営者7人と投資家3人、公認会計士1人の11人で構成。堀場製作所会長兼グループ最高経営責任者(CEO)の堀場厚氏やトーセ会長兼CEOの斎藤茂氏、村田機械社長の村田大介氏、投資家の孫泰蔵氏といった顔ぶれをそろえた。29日に開いた初めての交流会では人工知能(AI)や次世代電池などを手掛けるスタートアップ7社が自社の事業概要を発表し、アドバイザーと意見交換した。