金星製紙のマスクに高知県地場産業大賞
高知県の外郭団体、高知県産業振興センターは27日、優秀な地場産品やサービスを表彰する2020年度高知県地場産業大賞を発表した。35回目となる今回は不織布製造の金星製紙(高知市)のマスク用品を選んだ。新型コロナウイルスの感染拡大でマスク需要が拡大する中、使い勝手の良さを追求した技術が評価された。

マスクは「さらふあマスク」といい、2020年9月発売。独自開発の不織布は摩擦によるけば立ちが発生しにくく、なめらかな風合いが特徴。女性を中心にマスク装着による口周辺の肌荒れに困っている人向けにヒット商品となっている。
コロナが全国で広がり始めマスクが品薄になる中、同年2月に発売した「さらふあマスク用とりかえシート」も大賞に選ばれた。このシートはマスクと口の間にはさむ取り換え可能な商品でマスクの寿命を延ばすのが売り。20年末までに1個50枚入りで250万個を全国で発売した。
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