京セラ、車載部品の熱制御素子を医療に転用
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京セラは車載部品を医療分野などに転用する。シートヒーターやバッテリーを温めるための熱制御部品を熱中症対策のネッククーラーや、PCR検査装置用に改良する。同社の熱制御部品は長寿命で温度を急速に上げたり下げたりできる。車載分野で培った技術力で他分野に活用先を広げる。
転用するのは「ペルチェ素子」とよばれる熱制御モジュール。半導体素子に電流を流すことで基板の片面が熱を放出し、反対面が吸熱する。この特性を使って...
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