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「命を守る年末年始」に 京都府が緊急メッセージ

緊急メッセージを発表する京都府の西脇隆俊知事㊥ら(25日午前、京都府庁)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療提供態勢の逼迫を受け、京都府の西脇隆俊知事は25日、年末年始の外出や帰省の自粛などを求める緊急メッセージを発表した。外出の自粛などで無症状や軽症の感染者と接触する機会を減らし、新規感染者の発生を抑える必要があると呼び掛けた。

メッセージは「命を守る年末年始」と題し、京都府医師会の松井道宣会長、京都府新型コロナウイルス感染症重症患者受入病院長会議の夜久均京都府立医科大学付属病院長との連名で作成。外食や帰省の自粛に加え、混み合う時期の初詣を控えることも求めるほか、会食については家族を基本とし、外食の場合は4人以下で午後9時までの2時間以内を目安にすることを要請した。

同日午前の記者会見で西脇知事は「年末年始は医療提供体制が普段よりも弱くなる。命を守るため、静かな年末年始をお願いしたい」と強調。足元の感染状況について、松井氏は「経路不明者の増加傾向は市中に無症状や軽症の感染者が増えていることを示唆している」と話し、感染防止には「人と人の接触を減らすことが基本」と述べた。夜久氏は「京都府内の状況は医療崩壊前夜」との認識を示し、「重症の感染者がこのままのペースで増えれば、元日には通常の医療が半分以下に低下する」と訴えた。

メッセージの公表に先駆け、京都府は同日午前、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を開催。会議では重症者向け病床の取り扱いなどを協議した。

14病院で86床を確保できるとしてきた重症者向け病床については「人工呼吸器やECMOの使用には医師や看護師など人的資源の負担が大きい」(夜久氏)ため、14病院の病院長は30床が限界との声明を18日に発表している。20日には重症者が20人に達するなど厳しい状況にあるため、府は今後、感染状況の判断に重症者向け病床を30床とする指標を設定することを決めた。

さらに病床の逼迫に備えるため、重症から中等症、中等症から軽症といった症状の改善に合わせて、感染者を速やかに搬送する体制の構築に取り組む。また、京都市内にある客室数488のホテルを利用し、年明けの1月13日から3棟目となる宿泊療養施設の運用を始める。

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