福井の伝統工芸品ブランド、ビームスが3月発売

セレクトショップのビームス（東京・渋谷）は3月1日、福井県の7つの伝統工芸品を扱うブランド「ふくいとらっど」の24商品を発売する。女優ののんさんが描いた「地」「水」「火」「空」「風」をイメージしたイラストをデザインに採用した。

北陸新幹線の敦賀延伸を控え、福井県の魅力を首都圏に発信する「FUKUI TRAD」プロジェクトの一環。伝統工芸品が現代の生活に定着するよう、健康や美容をテーマに「ちょっと斜めに新しいアイデア、新しいライフスタイルを加えた」（ビームスの設楽洋社長）。

商品は越前焼のネックレス（税別5500円）や越前和紙のヘアバンド（同3700円）、越前漆器の三つ組椀（同2万5000円）など。4月25日まで東京都新宿区にあるビームスジャパンの店舗で販売する。オンラインショップでは9月30日まで購入できる。

21日の発表会にオンラインで参加した杉本達治知事は「触れる人に幸せを感じさせるようなデザイン。世界に発信されることで産地がさらに活性化するといい」と話した。のんさんは「いまの世代に身近なものになるようポップな色で、伝統工芸品にあうようそぎ落としたデザインにした」と説明した。